車なし生活に興味はあるものの、
「4人家族で車なし生活なんて本当にできるの?」
「子どもが急に熱を出したらどうするの?」
「車がないと恥ずかしいと思われないか心配…」
このような不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。
我が家は結婚してから14年、長男が生まれてからは10年以上、車を持たずに4人家族での生活を続けています。
やってみるとそこまで不便を感じることもなく、年間数十万円の節約にも成功しています。
この記事では、実際に車なし生活を続けている我が家の経験をもとに
をお伝えします。
車を手放すか迷っている方、車なし生活に興味がある方はぜひ参考にしてください。
4人家族で車なし生活を10年以上続けている我が家

4人家族で車なし生活を続けている我が家の考え方や生活スタイルを紹介します。
我が家が車なし生活を選んだ理由
我が家が車なし生活を選んだ理由は安全面と金銭面からです。
車を運転するとどうしても事故のリスクがつきまといます。
実際、私が働いている会社では年間に何件も車の事故報告が回ってきます。
そのうち半分ぐらいは相手車に巻き込まれた避けようのない事故であり、自分がどれだけ気をつけていても車を運転する以上は事故に遭う可能性があるのだと感じます。
車があると歩いて行ける近くのスーパーさえつい車で行ってしまいますが、車がなければそもそも運転しないので事故に遭う可能性がグンと減ります。
また車の支払いや維持費、妻のパート代を考えた時に
「車の為に働いてるみたいじゃない?」
と感じ、思い切って車なし生活を始めました。
日常の買い物・通院・習い事はどうしている?
車なし生活で最も気になるのが、日常の買い物や通院、習い事の送迎ではないでしょうか。
我が家の実際の方法をご紹介します。
| 用事 | 方法 |
|---|---|
| 食材・日用品の買い物 | メインはネット通販、残りは徒歩圏内のスーパーやドラッグストア |
| 病院 | 自転車、バス、タクシー |
| 習い事 | 徒歩で行けるもの、送迎サービスがあるもの |
ネットスーパーはお米やトイレットペーパーなど重くてかさばるものの購入に活躍しています。
なるべくまとめ買いにしていますし、配送料も車の維持費と比べれば安いものです。
長男はプログラミング教室に通っていますが近所なので歩いて行っています。
スイミングも検討していますがバスによる送迎サービスを利用できるので問題ありません。
レンタカーの活用頻度と具体的な使い方
車が必要な場合は近所の格安レンタカーを利用しています。
気軽に利用しており、変に我慢するような事はしていません。
ガソリン代と合わせても12時間借りて3500円ぐらいです。
多い時ではひと月にに5回以上借りることもありますが、特に用事がなければ全く借りない月もあります。
基本的には格安レンタカーの営業時間中に用事を済ませますが、
返却が間に合わなそうな時や夜間に緊急で車が必要になった場合は24時間サービスのレンタカーを利用しています。
車なし生活のメリット

車なし生活で実際に感じている4つのメリットをご紹介します。
家計が一気に楽になる
車を持つ場合、ローンの支払いに加えて以下のような費用が発生します。
- 車検代
- 自動車税
- 保険代
- ガソリン代
- 駐車場代
これらを合計すると、年間50万円以上になることも珍しくありません。
車なしで生活している我が家はレンタカー代、ガソリン代、タクシー代を全て合わせても年間で10万円くらいです。
とても大きな節約になっています。
車を維持・管理する手間やストレスから解放される
車の所持には様々な手間やストレスがつきまといます。しかし、車なし生活では当然ながら車の維持も管理も必要ありません。そのおかげで以下のストレスから解放されました。
- 洗車やメンテナンスの手間:定期的な洗車、オイル交換、タイヤ交換などが不要
- 車検の手続き:2年ごとの車検も不要
- 保険の更新:毎年の保険更新手続きが不要
私は特に洗車が面倒で、わざわざお金を払ってコイン洗車などをするのも嫌でした。
レンタカーは毎回キレイに洗車してくれていますし、冬場はこちらが何もしなくてもスタッドレスタイヤに変わっています。
事故や違反のリスクがない
どんなに注意していても、車を運転する以上は事故のリスクが常につきまといます。
特に家族を乗せているときの事故は想像するだけで恐ろしいです。
しかし、車の運転を減らす事で事故に遭ったり交通違反を起こす可能性が大きく下がります。
車なし生活にしてからは以下のリスクから解放されました。
- 自分が加害者になるリスク
- 子どもを事故に巻き込むリスク
- 駐車場での接触事故
- スピード違反や一時停止違反などの交通違反
もちろん、歩行中や自転車利用中の事故リスクはゼロではありません。
それでも車を運転するリスクと比べればはるかに低いと思います。
様々な車を運転できて楽しい
レンタカーを利用するたびに用途や気分に合わせて好きな車を選べるのも車なし生活の楽しみです。
私は、
家族を乗せる時⋯万が一の事故にも備えてしっかりとした丈夫な普通車
山など道幅が狭い場所へ行く時⋯軽自動車
お祝いごとの時⋯「スペシャル」など普段よりワンランク上の車
というように色々な車を使い分けてきました。
店舗によっても利用できる車種が違うので、「この車は運転したことないな」というものを見つけて使ってみるのも楽しいです。
車なし生活のデメリットと対策

メリットが多い車なし生活ですが、もちろんデメリットもあります。
実際に車なし生活をやってみて気になった点と、その対策を紹介します。
子どもの急な発熱や病気
車なし私生活で一番不便だと感じたのは子供の急な発熱です。
ただの風邪ぐらいならいいのですが、高熱でインフルエンザが疑われる時などはタクシーを利用するのもはばかられます。
車なしでも行ける発熱外来のある病院を事前に把握しておくことが大切だと感じます。
夜間・休日に対応している病院も合わせて調べておくと安心です。
どうしてもタクシーを利用する場合はあらかじめ子どもが発熱していることを電話で伝えておくのが良いでしょう。
先に知っていれば少し窓を開けて換気をするなど、運転手の側としても対策できることはあります。
妊娠中・出産時の陣痛や緊急対応
子供を授かった際の移動手段も当時は不安を感じました。
出産予定日の前後で1ヶ月ぐらいレンタカーをまとめて借りておこうかとも思ったのですが、
実際には妊婦のための陣痛タクシーに登録をすることで解決しました。
結局我が家では日中の車がある時にたまたま陣痛が来たので特に困ることはありませんでしたが、いつ陣痛が来てもいいように対策を講じておく必要があります。
周囲の目や心理的ストレス
「車を持っていない=貧乏」「車がないと恥ずかしい」といったネガティブなイメージを持つ方もいます。
実際、私も最初の頃は周囲からのそういった目が気になりました。
しかし最近ではカーシェアも広まっており、車を持たない選択が以前よりも理解されやすくなったと感じています。
我が家は
- 家の目の前が駅で電車もタクシーもすぐ使える
- 徒歩圏内にレンタカーが何件もある
- 駅前なので駐車場代が高い
という理由で車を持たないことを周囲に公言しています。
若者の車離れも進んでいますし、自信を持って堂々と言うことで
「時代に合わせた新しい価値観にアップデートできている」
と捉えられることも多いです。
1人になりたい時の逃げ場がない
車なし生活で意外と困るのが、一人になりたい時の逃げ場がないことです。
車を持っていれば夫婦喧嘩をした時や一人になりたい時、車の中で過ごすという選択肢があります。
しかし、当然ながら車なし生活では車という逃げ場がありません。
個人的にはこの点が1番ツラさを感じているところです。
代替案として、日中なら
- カフェでコーヒーを飲む
- 図書館で過ごす
- 公園のベンチに座る
- ショッピングモールをぶらぶらする
などの選択肢があります。
夜間なら少しお金はかかりますが漫画喫茶がおすすめです。
個室で区切られていますし、ドリンク、アイス、漫画、動画など、好きなものを選ぶことで気分転換になりリフレッシュできます。
車なし生活が向いている家族

以下の条件に多く当てはまる家族は、車なし生活がうまくいく可能性が高いです。
我が家は「固定費を下げたい」という思いが強く、上に挙げた条件にも多く当てはまるので車なし生活がピッタリでした。
また、3人家族ならタクシーにも余裕を持って乗る事ができますが、4人家族は子供が大きくなると少し窮屈になってきます。
タクシー1台で問題なく移動できるのは4人までだな、と感じています。
車なし生活に不向きな家族
以下の条件に多く当てはまる場合は、車を持つことを検討した方が良いでしょう。
特に地方では、車がないと生活そのものが成り立たない場合があります。
家族人数が5人以上になると全員で移動するにはタクシーが2台必要で、レンタカーを借りる際もミニバンやワゴン車となります。
子供が大きくなると公共交通機関の運賃も発生するため、家族の人数が多いと節約にならない場合もあるでしょう。
車なし生活を始める前に必ずチェックしたいこと

車なし生活を始める前に、必ず確認しておきたいポイントがあります。
いざ始めてみて後悔しないよう、以下は必ずチェックしてみてください。
生活圏で車なしが成立するか
まず最初に確認すべきことは、自分の生活が車なしで成立するかです。
| 最寄り駅・バス停 | 徒歩圏内か |
| タクシー | すぐに呼べるか |
| レンタカー店舗・カーシェア | 徒歩圏内か |
| スーパー・コンビニ | 徒歩圏内か |
| 病院(小児科・内科) | 徒歩または自転車で通えるか |
| 保育園・幼稚園・学校 | 徒歩または自転車で通えるか、もしくは送迎バスがあるか |
地図アプリなどを使い、上記の項目が徒歩や自転車でどれくらいかかるか調べておくのが良いでしょう。
特に大事だと感じるのは「雨の日を想定する」ということです。
買い物や子供の送迎が雨の日でも可能か考えてみてください。
緊急時の移動手段の確保
車なし生活で最も不安なのが緊急時の移動手段です。
事前に以下のサービスに登録して準備をしておきましょう。
- レンタカー
- カーシェア
- タクシー配車アプリ
最低でも1つは24時間利用できる手段を確保しておきたいところです。
私も24時間営業のレンタカーには何度も助けられており、つい最近も夜間に子供が体調を崩して病院へ行くのに利用しました。
両親、兄弟、親しい友人など、緊急時に助けを求められる関係がある場合はそちらも考慮していいかもしれません。
まずは1ヶ月間「車なし生活」を試してみる
いきなり車を手放すよりも、まず車なし生活を試してみることをおすすめします。
具体的な試し方
1.車を使わない期間を決める
- 決めた期間(1ヶ月間、など)は自家用車を一切使わない
- 買い物、通院、習い事など、すべてレンタカーや公共交通機関で対応
2.支出を記録する
- レンタカー代、タクシー代、バス・電車代、ネットスーパー配送料など
- 車の維持費と比較してどれくらい節約できるか計算
3.期間内の出来事を振り返る
- どんな場面で困ったか
- ストレスはどの程度だったか
- 家族全員の意見を聞く
4.お試し期間が終わってから判断する
- 継続できそうか
- デメリットよりもメリットのほうが大きいか
この試用期間を用いることで、本当に車なし生活が成り立つのかが見えてきます。
もし試してみて不安や不便の方が大きければ自家用車は手放さない方がよいでしょう。
無理をせず、自分たちの生活にあった判断をすることが大切です。
まとめ
4人家族での車なし生活は、環境や価値観が合えば十分実現可能です。
我が家は10年以上車なし生活を続けており
年間数十万円、10年で数百万円の節約に成功しています。
ただし、住んでいる場所や家族構成によって向き不向きがあるので
- チェック項目で挙げた店舗や病院が徒歩圏内にあるか
- 緊急時の移動手段があるか
- まずは1ヶ月間、車なし生活を試してみる
これらを行った上で家族全員で話し合って決めてください。
周囲と比較するのではなく、自分たち家族にとってベストな判断をすることが大切です。
この記事が、車なし生活を検討している方の参考になれば幸いです。
